まつうらゆんの日記

le Soleilソレイユ フラワーデザイナーまつうらゆんの日記

8月18日 ブーケレッスン(^o^)/

お盆も過ぎまして…

台風は困りものですが、少しは涼しくなってきますかしらねぇ( ˘ω˘ )

 

今日は、メグミサンのブーケレッスン☆

ユリがメインのセミキャスケードスタイルです

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基本中の基本…

ラインの取り方、花材の切り方、持ち方、挿す位置と長さと角度☆

これらが正確に出来ないと、どれだけゆんがお手伝いしても美しいブーケを作ることは出来ません

その上、花首の曲がった百合は基本通りにはいかず、個々に対応しなければなりません

さぁ、百合のお花の特訓ーーっ‼︎

前回、メグミサンから提案されました練習法も試すことにしました(*^^*)

途中で重要なポイントを失敗して穴が出来たら、土台のホルダーを変えるという事で…

そこまで挿したものも全てお直しし、それを見ながら新しいホルダーに挿し直すのですが…

そこでまたミスったら、更にというとキリがないので、とりあえず一度だけやってみました

お直しする度にデザインを再考し、まとめていくのはとても大変なのでございますよぉ(^-^;)

それでも、最後は全体的に挿し直ししまして、なんとか形を整えてまとめましたぁ( ˆoˆ )/

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ただし、何度も言いますが本番では挿し直しは出来ませんの、、、

ブーケに必要な基本テクニックの総復習と、学校では教えてくれないプロのコツ

これらをスパルタで伝授していますm(__)m♥︎

 

更に、お持ち帰り用にクレッセント風のアレンジをオススメしまして…

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2人共、もうヘトヘトでございますゥ〜(;ノД`)

メグミお姉様の為に、考えうる全てのことをやってはいますが、最後は本人の練習しかありませんのでね、応援しております٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 

ユリは茎が太いので挿し直しどころか、挿す角度を間違えると他の花材にも支障をきたします

つまり、美しいブーケを作るのには、ミスは許されないということです

それゆえに、美しい百合のキャスケードブーケは見る機会も、なかなかありませんね

作れる人が少ないので、ホテルや式場では高額な設定にし、お花の担当者は難しいブーケを避けるようになり…

学校やお教室でも教えることは減り…

結果、美しい百合のブーケは幻のような存在になっています

残念ですが、人が作るものですから出来る人がいなくなれば消えていくわけです

 

一方、流行りのシャンペトルブーケはパリでは一般的なナチュラルな花束なのですが、これをブライダルにおいて高額に設定するのは、ビジネス的には楽な話なんです

人並みのセンスが有れば十分ですし、短時間で出来ますしね

多少ドレスコーディネートにムリがあっても、流行りとなれば売れますしね (-。-;

合わせて、会場装花で投げ入れを複数飾るのも、気のきいた花器やキャンドル等の小物が有れば、高度な技術が無くても出来ます

これらは、パリではC トルチュ氏あたりからメジャーなスタイルになりました

パリ6区OdéonのCトルチュのブティックが話題になってすぐ、ゆん達も当時の上級クラスの生徒さん達とご一緒にお出掛けしました♪

パリのみならず、ロンドン、NY、日本でも、フローリスト達のスタイルの変換期でした

そのセンスは流行り、定着しましたが、日本だけはオアシス主流でテクニックが少し違います

なぜなら、日本人は潔癖で、器用で、几帳面…

そして何よりも、他都市に比べ1年を通しての気候が全く違うことが理由です

責任あるプロの仕事として、そのセンスを高い技術を用いて日本仕様に作り上げるわけです☆

 

今では慣れましたが、パリの一流花店の雑な仕事に、何度ガッカリしたことか、、、

パリは素敵な街ですが、スキルは日本でも学べる時代ですし、丁寧な作業や色のセンスも、日本人の方が上だと思うことも度々です(//∇//)

ただし、パリには大掛かりな仕事の場が有りますし…

また、街が美術館のようですから、絵になる風景や空間がここかしこに有りますわね

そして、これが肝心なところですか、その魅力あふれる街に合うように人が演じるのです(*´-`)

 

また日本もそうですが、歴史ある国の文化は何処も奥深く、興味深いものがありますね

フランスのモード♥︎アート♥︎グルメ♥︎

ファッションや芸術を愛し…

ワインもチーズもショコラも…

そして、お花も日常的に楽しむライフスタイル

キレイ好きではないし、雑でルーズだけれど、こだわりのスタイルを持って、それを貫きます

『お金で買えないものの価値』

『お金をかけるべきものの価値』

フランスには「Art de Vivre アール ド ヴィーヴル」という言葉がありますが、それは「美的要素を取り入れた生活」というような意味です

生活、つまり衣食住に個人の主張がある

そう、大人の文化があるのです

 

何でも、何処ででも、情報もモノも手に入る時代になってきましたが、それでもそこでしか感じられないものがあります

日本の文化を誇りに思うゆんも、フランスとイタリアに行き補充しています(๑˃̵ᴗ˂̵)”

結局は、自分好みの丁度良い加減を探して、良い塩梅にしています٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

お花も、フランスや日本の良いとこどり☆

お花共通の基本スキルはおさえておいて…

得意の空間とドレスの知識を応用して…

日本の気候に合わせ、日本人の美意識に合わせ…

大好きなモードやアートに影響を受けて…

その空間やその人に似合う唯一を…

ひたすら精進する日々です

 

では、またね☆〜(ゝ。∂)